雑記

感情とはどこから湧いてくるのか|でどころ不明 超厄介者の正体

感情とは|目に見えない正体不明の存在

感情とは? 一体何者でしょうか。

Googleで調べてみると、以下のように出ますが、これだけだとよくわからないですね。

かんじょう
感情
1.気持。心持。「―の機微にふれる」
2.快・不快を主とする意識のもっとも主観的な側面。「―を顔にあらわす」

なんじゃこりゃ。

形があるわけでもないし、言葉で表現するとなると超がつくほど難しいです。

でも、常につきまとってきますし、行動を左右させられますよね。

好きになったり嫌いになったり、怒ったり泣いたり。

生まれてから死ぬまで、この「感情」と付き合っていくわけですから、少しはこの感情の正体を知っておいても損はないと思うんですよね。

意思決定に根拠はない|面倒臭さの排除の結果

前述した「正体不明の感情」ですが、その感情によって物を買ったりアレをやろうコレはやめておこう、とか決めていることって結構多いはずです。

僕の場合、コーラを飲もうと思う時はなんとなく疲れが溜まっていたり、眠気が強かったりするんですが、

コーラに疲れをとる作用も眠気をとる作用もないと思うんですね。

細かいことを言ったらカフェイン云々とかあると思いますが、それは脇に置いときます。

とまあ、コーラを選択するんですが、コーラを飲んでまずいと思ったことや、飲んだ時に何か異物が入っていたなんて経験があればその選択は取らないはずです。

じゃあ、なんでコーラを選択しているかといえば、飲んだ時の爽快感というか炭酸の喉越しがイメージできるから、その経験が何度もあるからですよね。

他にも、例えば、たまたま入った焼肉屋でご飯がべちょべちょでメチャクチャまずかった、なんて経験をしたら、その焼肉屋にはもう行かなくなると思うんです。

仮にそれが「たまたま」その日だけそうだったかもしれなくても、肉やスープが美味しかったとしても、その焼肉屋を進んで選択しないですよね。

逆に、もし今までにないくらい美味しいご飯が提供されていたら、その印象は全く違ったものになるはずです。

仮に、その日以外メチャクチャまずいご飯が提供されていたとしてもです。

つまり、この2つの例でいうなら、

コーラは疲れをとる作用も眠気をとる作用がなくても、イメージできる爽快感で選択していますし、焼肉屋では超絶まずかったご飯で次回行こうと思わなくなっています。

自分の行動を振り返って思い出してみてください。

根拠がない意思決定をしていることってかなり多いはずです。

たいていの場合、何かしらの経験と結びつけて決めています。

それって、要は面倒なことは考えたくないからなんですよね。

使ったことがない、やったことがない、全く知らないものなど、今まで経験してきて良い感情を抱いてるものと比べてどうか?なんて考えるのは普通に考えたら面倒です。

つまり、ラクに決められるものを選んで面倒臭さを排除しているんですね。

毎回買うお茶の種類、選ぶマヨネーズ、買い物に行くお店、飲みに行く居酒屋などなど、無難で安定しているモノを選択していませんか?

それはきっと、その物やお店に対して悪い印象を持っていないからです。嫌な経験がないからです。

もし、次に行った時に居酒屋の店員が腹立たしい態度を取ったら、その感情が残り、そのお店には行かなくなりますよ。

感情と経験が意思決定に大きく影響を及ぼしていることは、イメージできましたか?

https://smiletrip-oneworld.com/bias/

あるノーベル経済学者はこう言っている

あるノーベル経済学者はこんなことを言っています。

自分の無知を棚にあげることにかけて私たちはほとんど無限の能力を備えている

本当にそうだと思います。

もちろん僕を含めて、たいていの人は自分の無知を棚に上げ、思考がどう形成されているのかも感情がどのような経緯で形成されるのかも知りません。

というか、考えもしないでしょう。

でも、ここまで書いてきたなかで、わずかながらも感情が行動に影響を与えていることはイメージできるようになったのではないでしょうか。

例えば、海外にひとりたびに行くとか、学校なんてもう行きたくない、仕事なんてやめたい、あるいはこんな仕事に就きたい、など。

なんでもいいんですが、全て何かしらの感情が動いているはずです。

海外に行きたいなら友達の話を聞いたとか、テレビを見たとか、好きなスポーツ選手が話していたとか。

そういったことによって、感情が動きその意思決定につながって、そうなるように行動しているはずです。

そこにはきっと誰が聞いても納得いくような根拠なんてなくて、とにかく行ってみたい、何かが変わるかもしれない、オモシロそう、挑戦したい、とか色々思っているはずです。

実際、僕も海外に飛び出した時はそうでした。

いま振り返っても感情ひとつで飛び出し、金もないのにとにかく行きたいとチケットを買い、そのまま飛び出しました。

今考えると無謀ですね。でも、無謀とも思えることをやってのけてしまう源になっている感情ってすごいと思いませんか?

若さ云々、学歴育ちは関係ありません。これはヒトの性質ですね。

誰しも感情で動くんです。でも、感情で動いて損する人が大勢います。一方で感情をコントロールできて得する人もいます。

その違いは、

行動の原動力になっているのが感情がだとわかっているかどうかです。

「これは根拠がおかしくないか?」「因果関係がおかしいな?」など立ち止まって冷静になれるかどうかに違いが出るでしょう。


重要な決定をするとき、例えば、家を買うとき、車を買うときなど、ある程度大きな出費が見込まれるときなど、感情のままに購入してはあとで失敗したと思うかもしれません。

数百万、数千万の失敗は結構痛手じゃないですか。

この「厄介なヒトの性質」を知っているのと知らないのでは大きな違いにります

https://smiletrip-oneworld.com/public-psychology/

自分の感情と対峙する意味とその先のこと

ここまで書いてきたように、感情は行動をコントロールするので重要です。

自分が決めたことは、何かと結びつけたその感情の結果がだとしたら、それって本当の意思決定なんでしょうか?

サッカーで苦い経験をしたからもうスポーツは嫌だなとか。あそこのお店はいつもお客さんが少ないしまずいんだろうな、とか。

これって全然関係ないですよね。

サッカーと野球は別物ですし、お客さんが少ないことと提供される食事の味は直接的には関係ありません。

日常生活のありとあらゆる様々なことが感情に支配されています。

そう、今日ぼくがブログを書いているのだって、ブログを書いてもっと稼げたらいいなーと思って書いてます。

それは今まで書いてきたなかで収益が発生しているからですよ。

要は、ブログを書くことに対してないかしらのポジティブな感情があるんです。

もし1年書いて1円にもなっていなければ、ブログ=稼げないからヤダとかなるでしょう。

でも、それはブログを書いても稼げないということではないですよね。1年も書いていて稼げないなら何か問題があるはずですよね。

「ブログは稼げないからもう嫌だ!書きたくない!」と思って、感情のままに「もうやめた!」となるのではなく、その感情と事実を切り離して冷静になるといいですよ。

これって本当に色々な場面で応用がききます。

まとめ|感情は超がつくほど厄介者

いかがでしたでしょうか。

心理学で感情の正体を説明していくと小難しい話になってしまいますが、今日の記事みたいな感じで実際にお生活を例に挙げると、なんとなく分かりやすくなりますよね。

感情が行動のキッカケになっていると頭では分かっても、それを簡単に止めることはできません。

今、おなかが空いてますか?カップラーメンでも食べますか?それともお菓子ですか?

合理的に考えたら、それらでおなかを満たすよりもっと良いものがありますよね。

でも、きっとそれを食べるでしょう。

手軽に作れて、お腹が満たされて、いつものように美味しいですから!

というわけで、今日もあなたは、面倒なことを避けてラクを選びます。

さて、ここらへんで今日はおしまいですが、記事のポイントを確認しておきます。

行動の原動力になっている感情は、非常に厄介な存在

ということでしたね。

まあ、ヒトはただの動物ですからね。ある意味仕方ないのかもしれないです。

特別な存在のように思ってしまうこともあるけど、全然そうではないですね。

でも、感情ってなんだろう?なんて考えられるのはヒトだけでしょうね。

感情に支配されずにコントロールできる可能性があることに気づけるだけ、ヒトに生まれて良かったなって思います。

https://smiletrip-oneworld.com/letter-psychology/

今後も唐突に心理学関係のことをなるべく分かりやすく書いていこうと思います。心理学って学ぶと今まで気づかなかったことをたくさん知れるのでオモシロいですよ!

ぜひ一度手にとってみてください!

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Ryoga
ブロガー|『対談"前田高志×田中泰延"』取材・ライター担当