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相手の話しを聞きたくなる文章構成|概念を覆した順序立て

むかしむかし、あるところに……

このフレーズを聞くと、思わず耳を傾けてしまいませんか?

例えば「あのさあ……」よりも、なぜか耳を傾けて、ついつい聞く姿勢になってしまうと思うんですよね。

相手が話を聞く気になれば、まずは第一関門突破と言えますよね

これから話をしようというときに、相手が全く聞く耳持たずでは話す意味がありません。

文章を書くときによく言われるのが、「ストーリー」にすることで、相手が話を聞く気になるというものです。

それ自体は、間違いないと思います。

普段、意識しなければ気づかないかもしれませんが、耳を傾けて聞いているのはストーリーが多いですし、それは活字を使った文章でも同じです。

さて、ストーリーが相手に話を聞いてもらうための手段であることはわかったにせよ、

「どのような話の構成で組み立てるのが良いのか?」というのはどうでしょうか。

よく聞くのが、

「主張→理由→深掘り(具体例)→共感→主張」という構成です。

僕も多くの場面でこんな構成を目にしましたし、聞きました。

ブロガーであれば多くの方が知っている、あのManabu(@manabubannai)さんもそう言っています。

でも、つい最近

ある動画を見ていてこの構成よりも相手が話を聞く気になる構成があるとを知りました

もしかしたら、ただの主観かもしれません。

とはいえ、その構成で話を聞いたときの頭にスッと入っていくような感覚は「むかしむかし、あるところに…」と同じようなものでした。

今日の記事では、

相手が話に興味をもつための文章構成

についてお伝えします。

途中、僕が見たその動画も添付していますので、ぜひご覧ください。

ブログを書くときにも使えますが、普段の日常的な会話でも仕事でも有効な構成です。

新しい発見があると思いますよ。

あなたが営業マンなら、今すぐにでも使いたくなる手法かもしれません

なぜ、伝わらないのか?

あなたは話している内容が全然伝わっていないという経験はありますか?

程度の差こそあれ、おそらく少なくとも一度は経験しているでしょう。

もちろん、小学生相手に大学生でもわからないような高度な話をしていたら伝わりません

でも、同じ年代、同じ職場で働いている自分と同等レベルの相手にも、話が通じないことがあるでしょう。

あるいは、相手は聞いているけど、全然興味がなさそうに聞いていることもあるでしょう。

別に仕事に限った話ではありません。飲み会の場でもそうです。

相手に「話が伝わらない・興味がなさそう」などには、原因があります

あなたが嫌われているとかそんなことが理由なら別ですが、

同じことを話していても、話す順番が違えば相手の興味の惹かれ方は変わります。

話を聞く気になっている相手になら、話が伝わらないという割合は多少なりとも改善されるでしょう。

だって、相手は聞こうとしているわけですから。

冒頭お伝えしたように、よく聞く文章構成に以下のようなものがあります。

「主張→理由→深掘り(具体例)→共感→主張」という構成です。

僕も多くの場面でこんな構成を目にしましたし、聞きました。

ブロガーであれば多くの方が知っている、あのManabu(@manabubannai)さんもそう言っています。

画像引用元 manablog
ブログで文章構成を作る3つの手順【ブログ歴6年の僕が徹底解説】https://manablog.org/blog-writing-structure/

これ自体が間違いだということではありません。

この構成も相手の納得を得るための構成です。

しかし、別な順序で構成すると、もっと興味を引くことができます。

営業先のお客様相手に使えるかな〜?
もちろん、そういった場面でも使えますよ

ヒトはつじつまが合わない物事にさえ理由を欲しがる

ところで、少し話は逸れますが、

ヒトには「理由を欲しがる・無理矢理でもつじつまを合わせようとする」性質があります。

そうですか?私にはありませんよ

はい、そうだと思います。

というか、誰でもほぼ無意識にやっているので気がつきません。

気づかないだけで、本来なら不自然なことでさえ無理矢理にでもつじつま合わせをしてバランスをとりたがります。

バランスをとりたがるとは、理由付けができないことをあなたの脳が嫌がることです。

普通に考えればおかしなことでも、自分の頭のなかで都合の良い解釈をして、バランスが保たれるように理由付けをします。

ちょっと分かりづらいでしょうから、例を挙げてみます。

ホームレスだった少女が東大に入学した。

これを聞いて、あなたはどう感じるでしょうか?

・少女は親に捨てられたのかな

・東大に入るにはよほど頭が良くないと無理だな

・稀に見る天才だったのかな

・誰かが保護してくれて、たくさん教育を受けたのだろうか

・普通なかなか入れない大学だから努力したんだろう

etc…

たった一文から色々考えませんでしたか?

「少女・ホームレス・東大」といういくつかのフレーズをもとに、あなたがそれぞれの言葉に対して持っているイメージから様々なことを連想して、

ホームレスだった少女が東大に入学するまでのストーリーを、言葉からイメージするギャップを埋めながら完成させました。

これが、あなたが脳のバランスを保つ(理由がないことを嫌がる)ために「無理矢理でもつじつまを合わせようとする」ということです

興味を惹く理由は”話す順番が違う”から

さて、ここで話を戻します。

相手に「話を聞いてもらう、興味を持って聞いてもらう」にはどうしたらよいか? ということでしたね。

前述した「主張→理由→深掘り(具体例)→共感→主張」という構成はもちろん、理由付けもされていますから、型として使いやすいだけでなく納得も得やすい構成です。

ですが、あえていうなら、

納得を得る文章構成と興味を惹く文章構成は違う

ということです。

では、興味を惹く文章構成とはどんな構成なのでしょうか?

WHAT・HOW・WHYの並べ方

WHAT(なに)

HOW(どのように)

WHY(なぜ)

誰でも知っているこの3つを、

適切な順序で並べると意外なほど相手が聞く姿勢になります。

それが、以下の動画内で具体例つきで分かりやすく説明されていますのでご覧ください。

動画はいかがでしたか?

動画内での具体例に「なるほど」と思ったのではないでしょうか。

言葉の並べ方が適切な順序であれば、同じ内容でも伝わり方が変わります。

「同じ内容でも伝わり方が違う」というのは、

話の内容が変わっているのではなく、相手の聞く姿勢(話に興味をもっているかどうか)が変わる

ということです。

この記事のまとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、普段よく目にしたり耳にしたりする「型」のひとつ

「主張→理由→深掘り(具体例)→共感→主張」

という、相手が納得するための文章構成ではなく、

「相手が興味をもつ文章構成」をお伝えしました

正直、僕も「主張→理由→深掘り(具体例)→共感→主張」という文章構成ばかり目にしてきましたし耳にしてきました。

そんな理由もあり、

今回ご紹介した興味を惹く文章構成を動画で見たときは目から鱗でした

日常生活でも、仕事でも、相手にモノを伝えることは頻繁にあります。

その伝えかたひとつで伝わり方が変わるのであれば、このスキルは人生における大切なスキルと言っても過言ではないと思います。

特に営業のお仕事をされている方などは、ぜひ明日からでも試してみてください。

また、子供がいる方は、上手に活用すれば、子供が様々なことに興味・関心をもつのに使える「伝え方のスキル」になりますよ。

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Ryoga
ブロガー|『対談"前田高志×田中泰延"』取材・ライター担当